工事の一部ではなく全部を監督する。スケール感の大きさが面白さ。
社会基盤エンジニア(土木)
私は現在、土木工事の施工管理を行う部署で働いています。主なミッションは、様々な職人で構成される施工チームを率いて工事を完了させること。そこでは自らが手を動かすというより、全体の工程を俯瞰して、管理監督する司令塔的な役割を担っています。思えばキャリアの中で、様々な工事を監督してきました。某外資系大型商業施設の用地造成に伴う下水道工事や、景観整備や防災を目的とした電線共同溝工事、鉄道の高架化に伴う通信設備移設工事など、スケールの大きな工事を担当させていただきました。プロジェクト規模が大きい仕事が多い分、苦労も多いですが、工事が無事に終わった後は達成感を感じます。自分が工事を行った場所が街の一部となり、そこで暮らす人々の生活の一部になっている。たまたま通りがかったときに、そんなシーンを見かけると感慨深いですね。
上で挙げたような大規模工事になると、ときには8社ほどの業者と連携を取る必要が出てきます。関係者が増えるにつれて、お互いの工程スケジュールを調整する大変さも増していきます。そこで現場を円滑に回すために、関係者との密なコミュニケーションと情報共有を大切にしています。様々な人とコミュニケーションを取っていて強く感じるのは、「意外とやさしい人が多いな」ということです。正直働き始める前は、「土木工事に関わる人はどこか近寄りがたい雰囲気があるのではないか・・・」という勝手なイメージがありました(笑)。でも、実際に現場に出て一緒に働いてみると全然そんなことはなく、みなさんやさしくてコミュニケーションが取りやすいので助かっています。また密なコミュニケーションや情報共有を徹底し、現場を横断して助け合っています。結果として、みんながしっかり休みを取れるようにするなど、仲間のことを互いに思いやる環境があるんです。